これは便利!源泉所得税をネットで納付する方法

皆さま、源泉所得税の納付はもう済まれましたでしょうか。納付書をもって銀行へ納付するのも楽ではありませんよね。日によっては、長い時間を要する場合もあり、かなりの時間コストの無駄です。

これを短縮してみませんか?

源泉所得税も電子納税できることが、あまり知られておりません。インターネットバンキングでもATMでも納付することができるのです。その方法を電子納税と言います。この電子納税についてご紹介させていただきます。

電子納税の方法は2種類あります。

  1. インターネットバンキングを利用して納付
  2. ダイレクト納付

今回はインターネットバンキングを使って納付を行う方法についてご説明させていただきます。インターネットバンキングによる電子納税は現在Pay-easy(ペイジー)を利用して行います。利用可能な金融機関はリンク先をご参照ください。

事前準備

まずは、電子納税するために納税地を所轄する税務署長にe-taxの「開始届出書」を提出する必要があります。
開始届出は e-Tax ホームページから行うことができ、その場合、利用者識別番号がオンラインで発行(通知)されます。
なお、開始届出を行う際には、電子納税の利用に必要な「納税用確認番号」「納税用カナ氏名・名称」の登録を併せて行ってください。
e-taxホームページ:http://www.e-tax.nta.go.jp/
e-taxの開始(変更等)届出について:http://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesho/index.htm

「開始届出書」の提出がお済みの方、済まれた方は次に進みます。

 

e-Taxソフト(WEB版)利用し、「源泉所得税の納付書」の作成送信

ここからは実際にe-Taxソフトを使用しての手順について順をおってご説明していきます。
e-taxの電子納税のページへいき、下部にある「e-Taxソフト(WEB版)」から源泉所得税の納付手続きを行う」のメニューをクリックします。
そうするとこのソフトを利用するための事前準備ページへとびます。

  1. 利用規約の確認
  2. 利用環境の確認
    ※アクセスできるブラウザやバージョン、OSが限られていますので注意してください
  3. 電子証明書の取得
    →今回、源泉所得税の納付はこれを登録しなくても大丈夫なのでパスします
  4. e-Taxソフト(WEB版)事前準備
    →リンクをクリックすると自動インストールでセットアップを行ってくれます
  5. 開始届出書の提出
    →上記の手順で登録済みですのでパスします
  6. 電子証明書の登録
    →今回は不必要ですのでパスします
  7. e-Taxソフト(WEB版)を利用する
    →クリックしてログイン画面へ!

 

e-Taxソフト(WEB版)にログイン後の作業

「開始届出書」を提出したときに発行された利用者識別番号とご自身で設定された暗証番号でログインします。

まずは利用者情報の登録を要求されますので必須情報について入力していきます。

登録が完了したら「申告・申請・納税」のメニューから新規作成にすすみます。

「徴収高計算書を提出する」の中にある給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(一般もしくは納期特例分)をクリックします。
一般か納期特例分かはご自身の会社に合わせて選択してください。

  1. 提出先税務署を選択し、次へすすみます
    ※ご自身の税務署が選択されているか確認
  2. 納期等の区分などを入力し、次へすすみます
  3. 支払年月日・人員・支給額・税額の入力し、次へすすみます
  4. 入力内容を画面で確認し問題がなければ次へすすみます
  5. 受付システムへの送信
    →特に問題がない場合、送信ボタンをクリックして送信します

 

納付方法の選択

メインメニューから「送信結果・お知らせ」をクリックします。
メッセージボックスにアクセスして送信結果を確認します。

受信通知又はメッセージボックス内の「納付区分番号通知」を表示し、納付方法を選択します。
今回はインターネットバンキングで行います。

画面の「納付区分番号はこちら」のボタンをクリックします。
「インターネットバンキング」というボタンが表示されますのでクリックし、画面の案内に従ってお取引先の金融機関のインターネットバンキングにログインしてください。

 

インターネットバンキングで納付

インターネットバンキングにログイン後、表示される払込情報を確認し、払込を実行します!
これで全ての手順は完了し、指定の口座から源泉所得税の電子納税が完了となります。

 

ダイレクト納付に比べてインターネットバンキングでの電子納税の手続きは手順も少なく、事前準備が完了していれば次回からはもっと楽に電子納税を行うことができます。
これで毎月銀行に源泉所得税の納付をしにいく手間が省略できることになります。

今回は源泉所得税の電子納税についてご紹介しましたが、別の税目も電子納税ができますのでまたご紹介したいと思います。