経理もこなす社長の声 KenAutoTrading

これを読んで下さってる社長の皆さんの中には、社長業の傍ら経理も兼務されている方も多いのではないでしょうか?
本日はKen Auto Trading株式会社 代表取締役の池側賢一(いけがわけんいち)社長にお話を伺ってきました!

── 池側社長は社長業の傍ら経理をされていらっしゃますが、どうして兼務されていらっしゃるのですか?自分以外のスタッフに任せるということもできますが……。

「会社の状態を確認するために必要だからです。経営判断の速度を早くするためには、会社の細かいお金の動きを追う必要がありますから。私が考える経理業務は数字の入力作業だけではありません。数字の中身を判断したり、今後の売上の予測をしたりする必要があると思っています。たとえば銀行に融資をお願いする時も、数字を見ただけでは分からないことも説明できますので。営業は誰でもできるかもしれません、ですが経理は社長でないとできないと思っています。人に任せるという手段もありますが、私は自分で経理をやるというスタイルがしっくりきています」

── とは言いましても経理業務って辛くないですか?今後、経理スタッフを採用される予定はありますか?

「今のところはありませんね。月次会計を導入していることもあり、毎月ある数字の入力作業は確かにしんどいですよ。ですけど、入力の作業をしていく中で細かいことや新たなことに気づくこともあるんです。効率化もできておりますし、会計事務所さんのきめ細やかなサポートもありますから、経理スタッフを雇う必要はありません。たとえ年商が今の3倍になっても私一人でやっていけますよ!」

── これは大変おそれいりました!業務の効率化ができているとのことですが、どういった工夫をされていらっしゃるのでしょうか?

「売上用・仕入用といった感じで目的別に口座を分けています。お金の動きがごちゃ混ぜになることなくよく分かって、記帳もしやすいですよ。あとクラウド型の会計システムを導入しています。クラウド型にすることで会社だけでなく、自宅や出先で会計入力ができるので役に立っています。keiri.inを活用していますが、銀行口座の内容を直接会計システムにアップロードできるので便利ですね」

── 社長業と経理を兼務することって辛いイメージがありましたけど、兼務することで社長業がよりはかどるのですね!池側社長の経理への情熱に圧倒されてしまいました。

池側社長、勉強になりました!

ikegawa

Ken Auto Trading株式会社(http://www.ken-auto-trading.net/)は、アジア・中東・オセアニア・カリブ海・アフリカ・ヨーロッパなどワールドワイドに中古車の輸出を行っている企業です。2008年に設立し、現在では年商10億円を超える取引を行っております。

このシリーズでは、経理の若手女性スタッフが ベテラン経営者や経理担当者の元へ出向き、 インタビューを通じて経営者の声や現場の声を隔週でお届けいたします。