経理にモノ申す!

会社は社会の縮図なんて言いますが、現代社会に不平不満があるように、どんな会社でも大なり小なり不平不満はあると思います。
このシリーズでは経理へのクレームに焦点をあて、本日は化粧品販売会社で取締役であるXさんから、経理にモノ申していただきました。

── Xさん、ズバリ経理にモノ申して下さい!

「決算はもちろんですが、月々の数字を見て経営を判断することもあり難しい仕事なんだというのは分かります。でも数字だけを追いかけることはやめてほしいですね。言われたままに数字を打ち込んで流れ作業のようにやるのではなく、こちらが数字を見ておかしいと指摘する前に入力などの段階でそういった間違いに気づいて、おかしい原因を調べてほしいです。数字って貸方・借方のように左右や裏表で一致しないとおかしいはずなので」

── Xさんが思う理想の経理ってどんな感じでしょうか?

”営業もできる経理”ですね。光熱費に雑費に……と経理が当たり前のことように知ってることでも、経営幹部は知らないことって結構多いです。だから営業が売上利益を考えるように、ここをこう削ったら経費削減できるのにって、社の利益に貢献できるような提案をしてほしいです。」

「たとえばペン一つ買うことでも、私は「すぐ必要ならアスクルでもどこでもいいから買ってもいいよ」と言ってしまいますが、「アスクルよりもこっちのお店で買った方が安いですよ」っていうようなちょっとしたことでもいいので、経理の方じゃないと気付かないような提案をしてほしいですね」

── 厳しいご意見が出ましたけど、最後に励ましの一言をお願いします!

「お金に関することなのでコワいぐらいがちょうどいいです。逆になあなあになってしまう方が恐ろしいと思っています。経理の方って社内で一番信頼できる人なので、安心してすべて任せることができます。だから私たちは自分の仕事に集中できます! でも数字だけではなく、もっと周りのことも見てくださいね!」

Xさん、貴重なご意見ありがとうございました!

このシリーズでは、経理の若手女性スタッフが ベテラン経営者や経理担当者の元へ出向き、 インタビューを通じて経営者の声や現場の声を隔週でお届けいたします。